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生誕120年 松井如流と蒐集の拓本

2021年9月4日〜2021年10月24日
生誕120年 松井如流と蒐集の拓本

戦後書壇を代表する作家の一人にあげられる松井如流(1900−1988)が誕生して120年が過ぎました。

明治33年秋田県に生まれた如流は、大正12年に関東大震災に遭遇したのをきっかけに上京し、吉田苞竹に師事して本格的に書を学びました。書の日展参加とともに委嘱作家となり、毎日書道展の創設にも携わるなど戦後書壇を牽引する存在として活躍しました。その後、日展文部大臣賞、日本芸術院賞などを受賞しています。また、西川寧とともに『書品』の編集や『書跡名品叢刊』の解説も手掛け研究者としても活躍し、さらに橋田東聲に師事して短歌雑誌「覇王樹」を主宰するなど歌人としての一面もありました。

昭和54年、79歳の時に脳血栓を患い右半身不随となりますが、書に対する強い意志を持ち続け、回復後に「坦夷」や「丹愚」などの大作を発表しました。古隷や六朝碑などを背景にした大らかで懐の深さを感じさせる書は現在も変わらぬ魅力に溢れています。

本展では如流の生誕120年を記念し、当館所蔵の作品と併せて如流旧蔵の拓本を一堂に公開します。改めてその書業を回顧したいと思います。




【会 期】令和3年9月4日(土)〜10月24日(日)

【休館日】月曜日(休日の場合は開館し、翌平日休館)
     9月6日、13日、21日、27日、10月4日、11日、18日

【開館時間】9時〜16時(最終入館は15時30分)

【入館料】大人500円 高・大学生300円 中学生以下無料

【主催・会場】成田山書道美術館
       〒286-0023 千葉県成田市成田640 TEL.0476-24-0774

【交 通】JR・京成ともに成田駅下車 徒歩25分またはタクシー


主な出品予定作品
 「陸放翁句」          昭和29年日展         二幅
 「大吉」            昭和34年東京書道会展     一面
 「心事数莖白髪 生涯一片青山」 昭和36年東方書道院展     六曲半双
 「金石声」           昭和39年日展         二曲半双
 自詠歌「どんぐりの実」     昭和57年松井如流新春書展   一面
拓本
 「石門頌」           後漢時代・建和2年(148)    一帖
 鄭道昭「鄭羲下碑」       北魏時代           一帖
 王羲之「餘清齋帖十七帖」    明時代             一帖

【HP】https://www.naritashodo.jp/
【Instagram】https://www.instagram.com/naritasanmuseumcalligraphy
【Twitter】https://twitter.com/narishobi

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