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たこ焼きパーティのすすめ

なぜ、たこやきパーティが盛り上がるのか?

いままで、コワーキングスペース「201」では【語る晩飯会】と称し、キムチ鍋、煮込みラーメンと
事前に材料を用意し、仕上げ作業をその場でみんなでやる料理&トーク会を開催してきました。

コンセプトとしては
「みんなで食卓囲むのは楽しいよね」&「単なる飲み会にしないためにも、1つのテーマを決めて発表する」
の二つです。

先日の第三回目は「たこ焼き」です。

前二回も盛り上がりましたが、今回の「たこ焼き」は更に盛り上がりました。

自分なりにこの「たこ焼き」が他のテーマと違うところを挙げて行きたいと思います。

キムチ鍋や煮込みラーメンは、材料を切るなどして皿に用意してさえすれば、半分の工程は終了。
後は鍋に入れて食うだけです。

各々が勝手に材料を入れて好きなタイミングで食えばよい。ただこれだけ。

たこ焼きは、事前準備としてドロドロの生地を作るまで。ここの段階で作業分担が発生します。

生地を混ぜる人、たこ切る人、桜えびをすりつぶす人、足りないたこ焼きの粉を買いに行く人、醤油を買いに行く人、コーラを買いに行く人などなど。

さらに、いざ仕上げとなる段階では・・・、
生地をたこ焼き器に流し込む人、たこを投入する人、竹串にてくるくるかき回す人、等など更に工程と要員を必要とします。

というわけで、何か?

というと、みんなで一つのモノを作り上げる感じというのが、前二回よりも強かったのですね。

すると何か?

完成したときの喜び、一体感・高揚感が増すわけですね。

一体感・高揚感が高まると何が生まれるか?

それは「熱狂」や「興奮」なのですね。この状態になるとどういう効果があるか?

些細な事でも大いに笑い、満足度が高まる訳です。
そして、非日常感が出て、ファンが生まれ、リピータが増えるというわけです。

「非日常感」は飲食店や美容院や諸々のサービス業に於いて重要なファクターだと個人的に思ってます。

先ほどのたこ焼きを作る工程・・・。
勿論全て独りで行う事は可能です。

ですが、単純な作業でも敢えて分担させるのが大事なのです。

例えば、料理に疎い人は生地をグルグルかき回すのを担当したり、たこ入れなど簡単な作業に専念し、
たこやきに慣れている人であれば、串でたこをひっくり返す作業をやったり、さらには独自にお出汁を作るなどの創意工夫をしてみたり。

それぞれが出来る範囲にて出来る事を行うということで、携わっている感を全員が持つ事ができます。

ならば・・・。
「そもそもたこ焼きじゃなくても、料理をみんなで作っちゃえばいいのでは?」
という疑問が出てきますが、これより工程が増え、1つ1つが専門性を帯びてくると、出来ない人が入り込む余地が無くなってしまうので駄目です。

簡単過ぎずに複雑すぎない。という意味では、「たこ焼き」が一番バランスが良いのです。

このスキームは、教育の現場に於いても大いに役立ちます。もちろん、会社等の組織に於ける団結力の強化。
ひいては家庭内に於いても利用できます。

その工程に関わっている事に喜びを見いださせる・・・・。

これは社会が理想とするものだと思います。日本国、都道府県単位、市区町村単位、地域コミュニティ・学校その他団体、家庭。
規模の大小は様々かもしれないが、このように携わる事で得られる喜び・快感、マズロー的な所属の欲求、一体感を得る事で、より良い社会が
生まれる訳ですね。

仕事の現場だと、中々自分の役割が全体に役立ってるということは実感しづらい部分がありますが、たこ焼きならばそれを誰でも実感する事ができます。
簡単なたこ入れ作業を怠れば・・・当然

「あんだ、タコ入ってねーじゃんか!」となりますよね。

また、たこ焼きスキームの花形である、竹串にてたこ焼きをひっくり返す工程に於いては、やればやる程、スキルアップ・・・すなわち自己成長している
自分に気づく事ができる。

「自己成長に気づく」ということは即ち「成功体験を積み重ねている」ことを実感できるのです。

幼少、若いうちから、この成功体験を積むということを実感させるというのは、ある企業では理念の一部になっている程、教育の観点からすれば重要な要素です。

たかが、たこ焼きパーティ。
されど、たこ焼きパーティ。

たこ焼きパーティを行う事によって、これらの付加的効果があるわけです。

というわけで、たこ焼きパーティをする際は、こういうところまで考えて実施するとよいでしょう。

「語る晩飯会」の情報については201のホームページをご覧下さいませ。

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コワーキングスペース千葉 201
千葉市中央区新千葉2−8−10 第三雄秀ビル201
043−306−5471

平日 10:00−21:00
土日祝 10:00−18:00

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By 恭二郎

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