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千葉市美術館開館20周年記念 没後20年 ルーシー・リー展

2015年7月7日〜2015年8月30日
千葉市美術館開館20周年記念 没後20年 ルーシー・リー展

ルーシー・リー
《ピンク線文鉢》
1980年頃 個人蔵
Estate of the artist
撮影:上野則宏

20世紀を代表するイギリスの陶芸家ルーシー・リー(1902-1995)は、ウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれました。当時ウィーンでは、画家グスタフ・クリムトや建築家ヨーゼフ・ホフマンに代表される造形芸術の新たな動向が芽生えており、ルーシーもこれらに触れながら育ちます。

ホフマンも教鞭を執ったウィーン工業美術学校で1921年から学び、ここで轆轤の面白さに魅了された彼女は、陶芸家になることを決意します。その後はさまざまな展覧会で活躍し、作家としての地位を確立していくものの、戦争へと向かう時代の中、1938年、イギリスへの亡命を余儀なくされました。以後1990年に病で倒れるまで、半世紀以上にわたりロンドンで制作を続けました。

轆轤によって生み出される優美で緊張感のあるフォルム、象嵌や掻き落としなどによる独自の文様、釉薬のあたたかみのある色調などは、ルーシー・リーならではの造形世界であり、それらの作品が放つ繊細でありながら凛とした存在感は、多くの人々を魅了し続けています。

本展は、ルーシー・リーの没後20年を機に、初期から晩年に至る約200点の作品で彼女の足跡を辿り、その魅力に迫ろうとするものです。展示作品の大半が日本初公開となるほか、今回新たに発見されたウィーン時代の作品もご覧いただきます。




【会 期】2015年7月7日(火)〜 8月30日(日)
【開館時間】10:00〜18:00(毎週金・土曜日は20:00まで)
  *入場受付は閉館の30分前まで
【休館日】8月3日(月)
【会 場】千葉市美術館
【観覧料】一般 1000円(800円)、大学生 700円(500円)
※小・中学生、高校生、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※( )内は前売券、団体20名以上の料金、および市内在住65歳以上の方の料金
※前売券はミュージアムショップ(6月28日まで)、ローソンチケット[Lコード:33607]、セブンイレブン[セブンチケット]および、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(8月30日まで)にて販売

【展覧会公式サイト】http://lucie-rie.exhn.jp/


【お問い合わせ】
  千葉市美術館
  〒260-8733 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
  Tel : 043-221-2311(代)

【千葉市美術館HP】 http://www.ccma-net.jp/


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